食のイベントを考える(1)- コウベカレーサミット
newsコラム

http://tab.do/items/19665959

巷で噂の「うまいカレー」が期間限定で新長田に集結!
日時:平成26年9月28日(日) 11:00〜 ※なくなり次第終了
場所:鉄人広場(若松公園)JR新長田駅から徒歩5分

先日、このようなイベントが新長田であった。いつものことだが、神戸ランチ学会の非公開グループで、この情報は直前に持ち込まれた。主催者からの協力依頼があったわけではない。メンバーから投稿されてしまった以上、まず管理者としては静観するしかない。ランチパスポート騒動と同じケースだった。

今回のイベントについて管理者の個人的としても、内容について興味がわかないものではない。ただ、神戸ランチ学会のの趣旨と合致し、また主催者団体からの強い協力要請でもない限り、このような食のイベントに積極的に関与することはしない。

このコウベカレーサミットは、天気にも恵まれ、無事成功で終わったものと願っている。食のイベントは、集客が一番の課題であり、それがまずまずなら、ひとまず成功とすることが多いが、結果の検証は、主催者団体、参加者のそれぞれで行えばいい。しかし、飲食店が参加する催事的なイベントは楽しく人を集めやすい反面、継続性にはたくさんの課題、問題点があるとされる。(次回その2以降で書く)

神戸ランチ学会としては、このような食のイベントに今は積極的に参加しないが、かつては違った。
B級グルメなど、神戸ランチ学会もそういう地域おこし団体のように発展させていくことも考えていた時期はあった。しかし、これは大変。大変すぎるということを実感した。毎回、問題・課題が山積し、むしろ神戸ランチ学会としては中途半端な準備では、コミュニティにマイナスとなることも多く、まだまだその段階、体制にはない。

だから、神戸ランチ学会主催のイベントでもない限り、あれもこれ首を突っ込むようなことは、今はしない。協力要請があった場合でも、主催者、趣旨等をしっかり確認し、かなり限定したものにする。
それでも、集客、人集めだけでもと神戸ランチ学会の場での告知を期待されることは多い。しかし告知だけですら結果的にトラブルにつながった例もある。それゆえに、イベント開催の案内、告知宣伝の類の投稿について、難しい面があるということをメンバーの方には理解して欲しい。

実はクーポン本騒動についても、似たようなところがある。「行動を共有して欲しいという思い」がある以上、同じ危険性がある。神戸ランチ学会は、まだまだネット空間を通じてのバーチャルなコミュニティの場であり、投稿を通じてつながること、出会うことへの期待をし、それが膨らみすぎると、非公開という特殊なグループの場は、危険な出会い系サイトへと変貌していく可能性がある。

神戸ランチ学会としては、「出会い系サイトではない」ということを最初から明確に打ち出している。グループへの参加承認の段階でも、かなり注意をして運営してきている。しかし、投稿については、少し自主性に任せすぎたところもあった。そこで、これからは、マズイと判断したときには、「ちょっと慎重になって!」という警告をするようにしていく。千人を超える規模となっている以上、このファシリテートがとても大事になってきていると感じる。

食のイベントは、「食と地域」をテーマに掲げる神戸ランチ学会としては、大きな研究課題だと考えている。クーポン本を含め、グルメ情報誌やグルメサイトも同じくである。

10月からは、少し固いテーマになる時が増えるが、いろいろな「食」と「地域」を考えるための話題提供も行っていくことにしたい。賛成・反対だけでなく、いろいろ多様な意見が集まり、また新たな気づき、発見、提案、行動が生まれるなら、それはとても意義のあるSNSの活用例になる。神戸ランチ学会のフェイスブックの場で、そんな試みをはじめていきたい。

(文責 管理者

コラム - 気になるNEWS 食べログ札幌地裁判決 クチコミは何のためにある?
newsコラム

http://tab.do/items/19634557

否定的なクチコミの削除は容認せず(札幌地裁判決) 
今月4日、札幌地方裁判所で、北海道で飲食店を経営する会社が、「食べログ」に否定的なクチコミを書き込まれ、損害を受けたとして、「食べログ」の運営会社に店の情報の削除などを求めた裁判の判決が言い渡されました。長谷川恭弘裁判長は「原告は会社であり、広く一般人を対象に飲食店を営業しているのだから、個人のように自己に関する情報をコントロールする権利はない」 と指摘したうえで、「望まない情報だからといって掲載の拒絶を認めれば、他人の表現行為や得られる情報が恣意(しい)的に制限されることになり、到底容認 できない」と述べて、原告の訴えを退ける判決を言い渡しました。

2005年3月にスタートした「食べログ」。全国78万を超える飲食店について、573万件のクチコミが掲載されている。(今月25日時点) サイトのページビューは月に12億を超え、国内最大の飲食店のクチコミサイトである。現在「食べログ」では、クチコミの書き手と飲食店側の対応窓口として、カスタマーサービス部も設け、数十人のスタッフが、1日平均3000件近く投稿されるすべてのクチコミと画像をチェックし、クチコミを書き込まれた店から寄せられるさまざまな要請の窓口にもなっているそうです 【写真】
食べログ側は、NHKの取材に対し、「中立なクチコミサイトなので言いたい放題なんですよ。悪いクチコミもあるからサイトとして信頼される。それを貫いてきた」 サイトを立ち上げた方からはことし4月、成長の理由についてこう語られたが、サイトの影響力の高まりとともに、飲食店側からクチコミの削除や訂正など を求められることが増えてきるようです。 カスタマーサービス部長はことし5月、「サイトは告発の場ではなく、感想や主観を書くところであり、みんなでつくるメディアです。プラット フォームとして成立するには、情報の量だけでなく、質も重要なのは言うまでもありません」とも話している。

★単なる掲示板。2ちゃんえると同じになってるのでは?
広告や宣伝と違って、書き手がみずからの体験を、批判も含めて自由に書き込めるからこそ価値があるクチコミサイトであるなら、それは、単なる掲示板。2ちぇんねると同じで、トラブル続出のハキダメサイトになっていくのではないでしょうか。クチコミサイトは、信頼できないものとなります。何のため、誰のために、どうあるべきということを議論しなければいけないと、神戸ランチ学会では考えています。

このNHKの取材記事では、学術的にクチコミを研究されている大学の先生が、クチコミサイトの影響力は今後も高まるとしたうえで、クチコミの信頼性をいかに維持していくのかが成長のカギになると。「クチコミは、ソーシャルメディアの普及によって絶対量が増え、より遠くまで伝わるようになり、影響力が高まりました。クチコミサイトが今後も成長していくためには、クチコミを書きやすい環境を整えつつ、いかに善意を持った書き手が集まるサイトにするのかが生命線になると思います」と、このようなコメントを出しています。一見、ごく当たり前のようですが、私にはとても興味深く思いました。なぜなら、こちらの大学の准教授は、東洋経済新報社から「キーパーソン・マーケティング: なぜ、あの人のクチコミは影響力があるのか」という本を出されたばかりの方だったからです。
(ご興味のある方は次のリンクをご覧ください) http://toyokeizai.net/articles/-/43141

★グルメ情報の提供サイトでも、出会い系サイトでもありません

神戸ランチ学会というのは、最初は洒落でありましたが、名称を「学会」として名づけはじまりました。ただ、グルメ情報の提供サイトでも、食べ歩き愛好家のための出会い系サイトでもありません。ファンの皆様と良識のあるSNSの使い方を摸索していこうということを、神戸発で広げていく。地道にですがSNSを活用し、お客とお店が少し顔が見える関係で、信頼感を作る。つながる場のためのプラットフォーム作りの場にしていきたいと考えています。善意と良識を持った書き手、いわば、なじみ客となるファン作りができる対話を楽しめるコミュニティを目指しています。すでに6,000名を越えるファンになっていますが、さらに食と地域の話題で語り合えるコミュニティの場で、新たな価値を作っていきたい。そのために、神戸ランチ学会のFBページの場でも、どうすればより良いコミュニティの場ができるのか、いろいろ試行錯誤しながらですが、皆様と一緒に考えていきたいと思います。

神戸ランチ学会
https://www.facebook.com/Kobe.Lunch

(文責:管理者) 

(参照記事):http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2014_0926.html

神戸ランチ学会 殿堂入り店について
newsコラム

★殿堂入り店 第1号 2012年
おおもりめしこふじ
http://tab.do/items/2210145

2012年10月27日(土)朝日新聞朝刊(神戸版)に掲載されたときの取材時の写真です。

兵庫県神戸市中央区下山手通9-5-3
大倉山駅から251m
(宇治川商店街)

◆殿堂入り店とは?
神戸ランチ学会では、これまで4店を、殿堂入り店として認定してきております。第1号が、大倉山駅近く、宇治川商店街のおおもりめしで有名な「こぶじ」さん。このほかにも3店認定し、次のtabページにまとめています。
http://tab.do/streams/103056#

神戸ランチ学会では、Facebookページに、殿堂入り店に認定後、そのお店ごとにFBページ上にアルバムをつくり、神戸ランチ学会のグループに、メンバーによって投稿された分は、そちらに逐次投稿するようにしてきました。
ただ、あまりにも煩雑なため、4店目の認定(2013年5月)以降は、長らく殿堂入り店というのを認定してきておりませんでした。
神戸ランチ学会の規模も大きくなり、認定基準を少し明確にしていくことも必要ではないかという意見があったことに加え、今後認定数についてはどのくらいの店舗数を認定していいのか、また認定されたお店にはどんなメリットがあるのかなど、検討課題などもたくさん残されていることによるものです。

そこで、次の5店目以降の殿堂入り店を認定していくにあたっては、以下の基準・要件を満たしたところからと考えました。

【基準】
1.神戸ランチ学会のtabページで100クリップ以上されたお店
2.上の基準に達したお店の中から、(認定上限数を決めたのち)、神戸ランチ学会のグループのメンバーにより合意決定。

(補足:選出の手順)
神戸ランチ学会のtabページへの登録は、次の基準で登録が行われています。
1.神戸ランチ学会の非公開グループ(約1,000人)のメンバーにより寄せられた情報で、おおむね5%(現在、50以上いいね!等)の反響があった分が、まず神戸ランチ学会のFacebookページで紹介しています。
2.Facebookページで紹介された投稿で、ファン数の約5%以上の反響(現在、300いいね!)分があった投稿について、順次、tabページにも登録を行っています。
3.以上のような手順を踏んだ、現在tabページに登録さてている、お店は現在約130店で、基準の100クリップ以上されているお店は、殿堂入り店4店を加えて、現在53店です。(基準1)
4.基準1を満たしたお店の中から、グループにて、殿堂入り候補店の推薦を受け付け、認定数とともに、最終候補店の選出を行います。
5.最終候補店を選出後、以下の「要件」を理解していただけたお店を、認定店として決定します(基準2)

【要件】
1.最終的には、お店側の同意をもって、認定します。
2.神戸ランチ学会の殿堂入り店の趣旨、意向を理解していただけること。

(補足:殿堂入り店の趣旨)
神戸ランチ学会の殿堂入り店というのは、そのお店を評価、レイティング(評価・格付け)するものでは一切ありません。
神戸ランチ学会のメンバーが、Facebookの情報を基に、実際に訪れるようになり、Facebook等の口コミ力により、そのお店の認知度も上がり、このSNSの時代に、お店とお客の双方が、笑顔で楽しく、つながる関係になることができるモデル店のようなお店を、殿堂入り店としていきます。よって、ただ美味しいお店、老舗の有名なお店、毎日長蛇の行列ができるお店が殿堂入り店になるというわけではありません。
広告宣伝を駆使し、無味乾燥な広告ばかりに熱心なお店や、一度行ったけど、その後は常連さんにはならないお店は、この神戸ランチ学会の趣旨とは大きく違うと考えているところです。また、神戸ランチ学会は、グルメ情報提供サイトではありません。殿堂入り店になったからといって、特別のメリットがすぐに発生するというものでもありません。(メリットについては、FBページ上での告知の増など、徐々に充実させていきたいと考えております)

以上、基準・要件について、現時点でのものをお知らせしました。
異論等もあるかもしせません。皆様のご意見・要望等がございましたら、神戸ランチ学会Facebookページのメッセージ機能でお寄せください。

(加筆修正:2014.9.27)

コラム-神戸でのクーポンランチ500円に違和感を持つ声が相次ぐ
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ランチパスポート神戸三宮版

ランチパスポート(略称:ランパス)というのが、神戸ランチ学会の非公開グループで、その仕組み、広がりに対して違和感を持つ方の声が集まりだした。
経緯を少し説明すると、神戸ランチ学会には、1,000名を超えるメンバーの非公開グループがFB上にある。このグループには、毎日多くの情報が寄せられている。予想もされていたが発行日以降、「ランチパスポートを使って食べてきました」という投稿が増えていた。中にはとあるお店で、「お客全員がランチパスポートのお客で、見知らぬ人との意気投合した」という投稿もあった。こんな投稿をみてか、グループ内でも、約80店掲載されたお店を食べ歩くためのガイド本のようにしているメンバーもでている。
しかし、このランチパスポートの仕組み、その広がりについては、当初から危惧していたとおり、受け止め方は、神戸ランチ学会のこのグループでも、賛否は分かれていた。

通常700円以上の掲載ランチメニューが、すべてワンコインの500円で食べられる"魔法のランチ本"

すでに全国で広がりもみせているランチパスポート。消費増税後、地方の商店街、個人経営の飲食店の経営は厳しい。また一部の自由気ままに無責任な投稿が続く匿名系の大手グルメは不振の中、これは広告出版社の新たなビジネスの商機に手を出すと感じていた。ただ、消費者の受け止め方は慎重派も増えている。「基本は有料のクーポン本ではないかという声。また、ワンコインのしわ寄せは、なじみ客をつぶしたり、結果的にお店の経営を苦しめる麻薬になるという声。お店側も無料となるとそういう麻薬には弱いものだから応援して欲しいという声、出版社だけが儲かるのではという声」など、今もたくさんの意見が寄せられ続けられる。


★ランチパスポートって?★

NHKのあさイチの中でも特集としても取り上げられていた。ランチパスポートの発祥の高知や、女性経営者が印刷会社である埼玉の例などは、「お客目線での取材」、「経営不信のお店の活性化」、さらには「地域おこし」という視点で取り上げられていた。発祥の高知はどんな感じかというと、ブログをみると、確かに始まりはそうである。またそんな地域もあるということはわかる。

・発祥の地:高知の「ほっとこうち」によるブログ http://lunch.hotkochi.co.jp/

それなら、これは社会的企業、いわばソーシャルビジネスのようなものという感はある。しかし、地域によって出版する企業はバラバラ。印刷会社もあれば、食べろログやホットペッパーなどの広告代理店という例もある。神戸ランチ学会のグループの場で、発売当初から、予想以上に、いつになく異様な情報拡散的なものを期待した投稿が相次いだ。他の公開グループも活用し、盛り上げることに期待する、まるでステマ(ステルスマーケティング)投稿のようなものには、違和感を感じた。また、グループ管理者として、この仕組みが神戸のような大都市であって、本当にお店とお客の関係にとって良い結果に結びつく事なのか。そもそも、神戸ランチ学会の中核であるグループの場に持ち込まれて良いことなのか。これは今後にメンバー間の不信、不和を招くことに火種にならないかという危惧も感じつつ最初は静観していた。しかし、どうも状況はさらに酷くなっていくような感じであった。そこで、神戸ランチ学会らしく、多様な意見はあっても良いこととしつつ、あえて次のような文章を書き込んで、少しメンバーの意見を出てくるのを期待することにした。


★皆様にお願いです★

最近、ランチパスポートの投稿が多いですね。私、個人の思い、気持ちを申し上げます。ランチパスポートの発祥は「高知」。とても地方の「素朴な地域おこし」として始まり、それが全国に広がったことについては、とても神戸ランチ学会の思いと同じで、早くから注目し、私も凄く勉強にさせていただいています。しかし、その広がりは、違う形で都市に広がり、広告代理店の新たな商売に、お店とお客を巻き込まれているという、違和感は持ったりしませんか?

今は、とても商店街も個人経営のお店も、経営に厳しい時代。ただ個人店には、破格のクーポンやマスメディアというのは、麻薬で、ボクシングだと、ボディーブローのように後でこたえるんですよ。

地道に安定し、末永く、お店とお客側がコミュニケーションをとり、いわゆる「なじみ客」という関係を作っていく過程は、昔ではもっと友人からの口コミ。顔の見える、気心もわかってた人から聞いて、一緒行った。また、偶然見つけたお店がとても気に入ってしまって、新たになじみ客になってしまったというのがほとんどだったと思います。私の個人的な思いとしては、そんなお店についての情報を、この(非公開)グループにおいても、情報交換ができる場としてお使いいただければと感じております。いろいろ、ランチパスポートについてはお問い合わせも、最近何件かきていました。これを管理者としての気持ちとして、ご理解ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

・・・以上、少し、こういう「作られた、企画された情報」とは、慎重に付き合ってみませんか?という意味を込めて、グループ管理者による書き込んだ。この後に、先にあげたようなグループの反響、意見が続くことになった。


★多様な意見、感想はあっていい★

神戸ランチ学会というのは、すでにFBページのファンは6,000人を超える、SNSを活用した食と地域のコミュニティ。ただ、お店とお客が笑顔で顔が見える関係でつながれば、また地域に新たなつながり、創造もできるのではという願いを持って運営をしてきている。

先の投稿でリンクをつけておいた、高知のブログをご覧いただければ、少し感じ取っていただけるのかとも思うが、発祥の地の高知では、

1.地道にやっていること、
2.NHKでも取り上げられたように「地域おこし」のようになったこと、
3.さらに統一感をもって、全国に広げたこと

多少ビジネス的ではあるのかもしれないが、ランチパスポートの始まり、発祥の地での展開の仕方については、非難されるばかりのものではないという感じは受けている。情報が紙ベースのものが多い、地方の中心都市ではこの取り組みは、有料で買うホットペッパーのランチ限定版になる。ある意味、神戸限定ではあり、すべて無料であるが、神戸ランチ学会が、これまでのSNSを活用し、コミュニティとして盛り上がっているのと似ているのかもしれない。それだけに、このような場に情報を、神戸ランチ学会の1,000人規模になっているこの非公開グループや、他の食べ物系の地域公開グループに持ち込むのは、最も手っ取り早い宣伝方法になるのもわかる。潜在顧客を愛好者を集めているところで集中的に投稿をすることは、とても効果的である。

しかし、やはり「クーポン+ビジネス」というのが、この仕組みの基本である以上、SNSというものを活用した既存のコミュニティの場では、このような投稿があると、それは、受け取る人によって、楽しめる人と、全く対立する感情と、意見を持つ人が必ず出てくるものである。だからこそ、それが、結果的には誰のためにになり、誰のためにならないのかということをやはり考えたい。これは運営管理者の責任だと感じている。じっくり時間をかけ築いてきたコミュニティであっても、今の1,000人という規模の大きさも考えると、このコミュニティの凋落を招きかねない芽は摘む。早めにモデレートで軌道修正をしなけらばいけないところにだとも感じている。


★「グループを出会い系サイトにしない」★

ちなみに、FBの神戸ランチ学会のメンバー限定の(非公開)グループでは、同じメンバーだからといって、友達リクエストをすることについては厳禁としている。強制力はないが、「出会い目的の場ではない」ということを明確に打ち出している。むしろFBの友達承認をするときには慎重にと呼びかけている。よって、参加申請の時の承認作業の段階では、友達数が現実的に多すぎる人、グループへの参加が多い人については、メンバーからの紹介やメッセージつきの参加申し出でもない限り、グループへの参加承認もしていない。また、セキュリティの観点からも、幽霊メンバーになってきている方には、一定の期間様子をみて、休会状態になっている場合には、一度メンバーからも離れてもらうようにしている。かなり厳格で閉鎖的なのかもしれないが、そうしないと良好なコミュニティは維持できない。だから、最近は気になる投稿が相次ぐ方には、一度グループから離れてもらうようにもしていかねばと考えている。
また、FBのようなバーチャルな場より、顔の見える友人知人との情報交換のほうをより大事にしてほしいとしている。これは、投稿サイトである以上、主観を書くところであるが、コミュニティである以上、情報のプラット フォームとして成立するには、情報の量だけでなく、質があがらないと、読み手側になったときに、コミュニティにいるためのモチベーションがなくなってくるものだからである。メディアリテラシー、SNSリテラシーというようなものは、失敗を繰り返し経験則で培われるような時もある。SNSで嫌な思いもしたので使わなくなった、あるアカウントは開設休業中になったという例はたくさんある。実はそこにいろいろ落とし穴があり、昨今の乗っ取り騒動につながる温床んあっていrくこともく指摘されるところだ。
管理人としてグループの運営には、工夫もしているが、1,000人規模のグループになると、日々このモデレート作業については、難しさを痛感する。早く、フルオープンの6,000人規模のFBページの場に移すことを考えないといけないのかとも感じているが、グループならではの特徴的な機能もある。また、フルオープンの場では、シェアなどにより、さらに情報は拡散される可能性もある。それ以上にフルオープンの場に移すと、そこにまたコミュニケーション目的ではなく、出会い目的の商売系の方も群がってくることも考えられる。今の1,000人規模の閉鎖的なグループ以上にモデレートは大変になる。そんなことなどを考えると、まだまだその段階にまで、神戸ランチ学会は体制も経験も成熟期できてないとも感じている。


★投稿の量より、質をあげる★
神戸ランチ学会は、まずはコミュニティ運営の基本ポリシーと目指していくところを、何度でも丁寧に伝え、理解していただく段階にあると考えている。
まずは、その前提として、神戸ランチ学会のグループの場がFBページのようにならないといけない。まるで自由気ままで、無責任な投稿ばかり集まるようでは、無意味なSNSコミュニティに凋落していく。個人の思い表現を、より大きな場、フルオープンのネットワークの場での発信をしようとするということは簡単ではない。多様な意見が集まる場ということを投稿者自身がしっかり認識しておかなければいけない。表現の自由は最大限尊重されるものではあるが、意見が違う人からの辛らつなコメントがやってくることなどは当然ある。
ただ、多様な情報の交流があることで、あらたな発見、気づきが生まれ、またそこには、連帯、創造、発展いうものは生まれてくるものと考えている。さらに、地道な取り組みは、同時に継続ができなかれば、そこには終了、崩壊というものが待っている。
だからこそ、投稿の量より質をあげたい。神戸ランチ学会というコミュニティ、ネットワークというのは、まだまだ3年ほどの未熟なゆるいつながりで進んできている。コミュニティとしての発展していく過程で、まだまだたくさんの課題を持っていることに日々気がつく。投稿サイトではなく、コミュニケーションサイトであるということに、非公開グループもそのあり方をどんどん変化させていかないといけない時期に来ている。投稿の量より、コミュニケーションとしての質が上がらないと、グループは秩序のない、2ちゃんねるのような掲示板サイトのようになっていく。


★単なるグルメ愛好会ではない、グルメ情報誌の置き換えでもない★ 
お客が中心となって始まってしまったが、徐々にであっても、神戸ランチ学会という場では、そろそろ、お客とお店がつながる場を加速させていきたい。 
それをフルオープンの場となるFBページ上で実現できたら、もうお店は効果がない広告などもつかわなくても、また高いホームページなどを作らなくてもいい。グルメ本や自由気ままに書かれてしまうグルメ系サイトに気を回さなくても、お店は適切な情報を適切なタイミングで流すこともできる。そこで、お店とお客の新たな交流につながるきっかけにもしていくことができる。それが、それが食と地域のコミュニティへと発展させいく始まりになる。
これが、これから8千人規模にしていくまでの段階でのイメージである。神戸市内には1万店ほどの飲食店がある。その1%は、100人。その100人のうち、まずは10名でいい、料理人、店主、接客の立場でFBページへの直接投稿という形で、神戸ランチ学会を活用してもらえると面白い展開になっていける規模にはなってきたとも感じている。


★少し顔の見える関係の場で、衆知をあつめる実験★
メンバーのそれぞれの考えも尊重しつつ、「笑顔で楽しく」をモットーにし、フェイスブックというものを活用する以上、SNSのよい面、悪い面に慣れ、またよりよいコミュニティ像というのはどんなものか、末永く続けていくにはどうすればいいか、ということなど、多くのメンバーの衆知を集めながら、進めていきたい。FB(フェイスブック)上での神戸ランチ学会という地域のSNSの実験の場であり、その中核は、非公開グループのコミュニティの場で行って行きたいと考えている。それができなければ、3年ほど続けてきた価値はない。
自由気ままな食べ歩きの投稿サイトになっていくのであるならば、それは単なるフードポルノ(foodporn)のサイト。FB上でこれからも続けていく意義を徐々にではあるが、発信していきたい。そのためにこのRevolverというものを設置してみたところである。

どうぞ、皆様の多様な、ご感想、ご意見を、神戸ランチ学会のFBページにお寄せください。

May.Jや板野友美さんの次に、なんと神戸ランチ学会が!?
newsコラム


今だけなのかもしれませんが。
神戸ランチ学会のリボルバーのコミュニティ 「神戸ランチセレクション」が、現在、HOT(人気コミュニティ?)の3番目に紹介されています。
現在は、May.J、板野友美さんの次の3番目。倖田來未さん、土屋アンナさん、など、芸能人の方のSNSとして利用されているケースが多い「Revolver」で、Facebookやtabではそこそこ人気は出てきているとはいえ、ローカルな話題が多い「神戸ランチ学会」のコミュニティ。それもまだ、6,000いいね!到達記念として、開設ばかりのコミュニティが、こんなにも早く紹介されたことについては感激の一言。

コミュニティとは?
神戸ランチ学会には、メンバー限定で Facebookの非公開グループが既にあります。1,000名を超えるメンバーから、神戸のグルメ・ランチの情報が毎日集まってきます。Facebookページには、そのグループで反響のあった分をこれまでご紹介してきています。さらに反響のあった分については、tab帳にも登録してきました。
神戸ランチ学会は、笑顔で楽しくを基本として、「コミュニケーションを大事にしてきたコミュニティ」。Facebookだけでも十分と言えば十分なのかもしれません。

なぜ、リボルバー版を?
現在のFacebook上の非公開グループは、良好なコミュニティの輪というものも大事にしてきています。参加申請も日々ありますが、Facebookを正しく使えているかなど一定の条件をクリアしている方のみとした少し閉鎖的な承認制のコミュニティで運営しております。
一方で、神戸ランチ学会では、この夏以降、Twitter,Instagram,Tumblrなど、それぞれの特徴を活かしたFacebook以外の他SNSも活用を試行しています。そこで、今回 6,000名に到達をしたのを機に、新しくRevolverを活用した新しいコミュニティを開設してみました。

おしらせが蓄積されるWEBサイトのように
Facebookグループでは、すでに参加者も多く、投稿数が多くなりました。それに伴い、管理者からのおしらせ、お願いする事項も増えてきました。Twitter,Instagram,Tumblrなども試行しだすと、どうしてもFacebookのグループ内、またFacebookページの仕組みでは伝えきれないと感じています。そこでスマホにも最適化され、アプリも有るリボルバーを、ある種のWEBのような感じで、使ってみようということになりました。
まだまだ、試行錯誤の中で始めています。気になった点、ご質問・ご要望・ご提案などがありましたら、Facebookページのメッセージ機能でお寄せいただければ嬉しく思います。

コラム - “フードポルノ”に三ツ星シェフが苦言 「知的財産の侵害」か? 最高の宣伝方法か?
newsコラム

http://tab.do/items/19646497

"フードポルノ”に三ツ星シェフが苦言
「知的財産の侵害」か最高の宣伝方法か

“フードポルノ”とは、見た人の食欲を掻き立てる食べ物画像のことで、昨今、レストラン等で撮影した料理写真をソーシャルメディアに投稿する行為が一般的に行われている。レストラン側としては最高の宣伝になると歓迎する声がある一方、行き過ぎた撮影マナーの悪さに一部の料理人は苦言を呈しているという。海外メディアではそれぞれの見解を紹介している。
(以上 NewSphere(ニュースフィア)2014年2月18日記事のリード部分 記事詳細はリンクからこちら


★これは問題提起。フードポルノという現象にどう対応すれば

 今回はフードポルノと呼ばれる現状についての個人的見解を書くのではない。ただ、「海外から見ても、日本の現象はもしかしたら、美味しくないのかも」ということについてはわかる。国際文化の違いも相当あるが、これは相当悩ましいという現状があることに気づく。東京オリンピックの開催を控えている日本が、神戸ランチ学会としてできることとして、どんなものあるのかというご意見を集めたいと感じたので、テーマ提起としてあげてみたかった。
 まず、次の先のNewSphere(ニュースフィア)の詳細記事を読んでみると、私が面白いと感じたのは、海外メディアの報道の仕方である。
 ニュースフィアは、海外メディアの報道の翻訳、ポイントまとめのような記事という特徴がある。記事の下のほうにある参照リンクをクリックしてみると、どの記事を参照したのかがわかる。今回は、英国で発行部数最多のテレグラフ(The Daily Telegraph,64万部)の海外特派員(Foreign Correspondent)の記事や、BBCなどの記事にもたどれた。
 よって、日本に置き換えるなら、読売新聞やNHKの報じた記事をもとに、日本人に対しての問題提起の記事である。


By Harriet Alexander
1:19PM GMT 16 Feb 2014
For some diners, taking a photo of your perfectly-presented plate is a standard a way of showing appreciation.
But for some French chefs, it is an insult to their art.
Now a group of leading restaurateurs ? among them a man with three Michelin stars ? is campaigning to end the culture of "food porn" and ban smartphone photos from their restaurants.
"Before they took photos of their family, of their granny ? now it's photos of the dishes," said Alexandre Gauthier, chef at the Grenouillere restaurant in La Madelaine-sous-Montreuil, 40 miles from Calais.
"There is a time and a place for everything. Our aim is to create a special moment in time for our clients. And for that, you have to switch off your phone."

 ここで、参照記事を英語がわからないなりにも、見てみると、海外メディアについては考えさせられることがあることに気づくはずだ。
 テレグラフの海外特派員であるHarriet Alexander記者の記事を見るとTwitterのアカウントがリンクされている。日本でも最近はそういう例も少し見受けられるが、まだほとんどできてない。もっとも記事の性格もあるだろう。しかし最近、日本を代表する報道のあり方の中で、「捏造や誤解」で大きな問題が起こったケースなども考えると、日本の新メディアでは、意外と早く対応ができており、伝統的なメディアでは対応に二の足を踏んでいる。
 神戸ランチ学会には、プロのメディアの方も多数いるが、SNSを活用した取材活動、報道ができていると感じるケースは少ない。FBと違い、Twitterのアカウントなどは、完全に仕事用、プライベート用は分けれる。これはなぜだろうか。記者であれ、編集者であれ、情報は探っていくものでもあるが、やってくる情報を整理、編集することのほうが多いはずだ。そこに、あれ?という疑問、気づき、発見がある。それをどのような手法で、どう表現するかだが、料理人が食材を調理することと似ている。
 であるならば、今回のフードポルノについて、料理人、店主の料理についても作品は創作物であるとも考えられる。一方で、少し法律っぽいことを言うと、料理自体は作品であっても、その発注者であるお客とは契約に基づいて取引されるものである。著作権と所有権の衝突になるのではないか。

★店側には不利な状況があるのがSNS・スマホ時代
 SNSに書き込まれること自体を拒んでも、あとの祭りだろう。料理は一品ものだから、そこには提供されたものについてどのように扱われるかは、最初に明示し、注文を受ける前に了解(合意)をいただけていないなら、料理人も店主も普通、そこに正当性を主張するだけの合理的な根拠をもつことはできない。これはいくらミシュランの3つ星レストランのシェフであれ同じであろう。食べてなくなてしまう、復元もできないものに、著作権などの知的財産所有権を主張するのは難しい。せいぜい、書き込まれたことに対する、名誉毀損が争えるかどうかということは、日本の裁判例でもあるとおりだ。
 反対にそれを提供時に拒むなら、それはトラブルのもと、料理は口だけで頂くものでない。雰囲気と場所で印象は変わる。そこには、必ずお客側の主観的なものが入る。「旨いが接客の態度は最悪」と表現されても、裁判などの審判をまっている間だけ大変で、そこに店側にだけ不利になる時間が待っているだけではないかとも考える。

★NewSphere(ニュースフィア)2014年2月18日記事について
 では、どうすればいいか。これは今回のニュースフィアの記事では、一例として、「レストランのメニューにカメラ禁止のマークを導入することによって、客に問題提起している」という事例をあげている。面白い事例である。最近兵庫県内では、飲食店。喫茶店の喫煙について、条例があり、シールが店の前に掲示されている。このシステムに少し似ているのかもしれない。
 また、BBCからの情報として、「写真撮影用のコースを提供しているレストランもあるほどで、すべての高級レストランが同じ見解ではない」という意見などもあげ、多様な意見を国内外から集め紹介した校正の記事であった。ただ、一応のまとめとして、そこに国内外共通して、「マナー」と「撮影の目的」というものが課題としてあがるとし、日本では、具体的にどう対処していくべきということについては、まだ議論を待つという締めくくり方にしている。

★神戸ランチ学会として考えていかないといけないこと。 
 SNSであれ、マスメディアであれ、表現というものに対して、受け手側からすると、そのネームが入ることで、記者との対話が始まり、その記事を信用するかどうかにも影響し、ある意味で判断基準になるのだろうと感じているので、少し最初に海外メディアの姿勢について書いた。昨今の大手メディアの事件では、もはや看板というのは当てにならないと感じている人も多いはずだ。ただ、このような表現手法というのは、また別の機会に研究課題としてメンバーの方とともに考え、提案していきたい。
 現在、グループには週末になると、かなりの量の投稿記事がある。フェイスブックの仕様の関係で、これまでに総数としてどのくらいの写真が投稿されたのかは実はわかない。およその推定で既に1万枚は超えているのではないかと感じている。神戸ランチ学会のグループは、規模はもう千名を超える神戸を中心としたコミュニティである。外食の料理というカテゴリーだけでは、これだけの量と情報が一堂に集まるところは、おそらく稀有なサイトになってきたのではないだろうか。しかし、あえてグループは、投稿サイトではなく、コミュニティサイトにしていくとしている。
 であるならば、このグループの場と、神戸ランチ学会の場で、まずは撮影時のマナーについて、少し啓発活動的なものを行っても良いのではないかと考えている。他にもたくさんできることはありそうに感じる。そこで、今回は、その点について、あえてフードポルノという見出しにはしているが、神戸ランチ学会の永遠のテーマである、「笑顔で楽しく」、お店とお客が信頼関係を構築しながら、つながっていくために、神戸ランチ学会らしくできそうなことの提案、意見を広く集めていければと考えている。

ご意見は、このページへのコメントでもいいが、FBページでのメッセージでも歓迎する。ある程度集まってきたところで、FBページを活用し、さらに多くのファン、メンバーの皆様とよりよい具体策を提案し、実行できるものは実行していくような感じにしていきたい。どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。




(参考)
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