食のイベントを考える(1)- コウベカレーサミット

newsコラム

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巷で噂の「うまいカレー」が期間限定で新長田に集結!
日時:平成26年9月28日(日) 11:00〜 ※なくなり次第終了
場所:鉄人広場(若松公園)JR新長田駅から徒歩5分

先日、このようなイベントが新長田であった。いつものことだが、神戸ランチ学会の非公開グループで、この情報は直前に持ち込まれた。主催者からの協力依頼があったわけではない。メンバーから投稿されてしまった以上、まず管理者としては静観するしかない。ランチパスポート騒動と同じケースだった。

今回のイベントについて管理者の個人的としても、内容について興味がわかないものではない。ただ、神戸ランチ学会のの趣旨と合致し、また主催者団体からの強い協力要請でもない限り、このような食のイベントに積極的に関与することはしない。

このコウベカレーサミットは、天気にも恵まれ、無事成功で終わったものと願っている。食のイベントは、集客が一番の課題であり、それがまずまずなら、ひとまず成功とすることが多いが、結果の検証は、主催者団体、参加者のそれぞれで行えばいい。しかし、飲食店が参加する催事的なイベントは楽しく人を集めやすい反面、継続性にはたくさんの課題、問題点があるとされる。(次回その2以降で書く)

神戸ランチ学会としては、このような食のイベントに今は積極的に参加しないが、かつては違った。
B級グルメなど、神戸ランチ学会もそういう地域おこし団体のように発展させていくことも考えていた時期はあった。しかし、これは大変。大変すぎるということを実感した。毎回、問題・課題が山積し、むしろ神戸ランチ学会としては中途半端な準備では、コミュニティにマイナスとなることも多く、まだまだその段階、体制にはない。

だから、神戸ランチ学会主催のイベントでもない限り、あれもこれ首を突っ込むようなことは、今はしない。協力要請があった場合でも、主催者、趣旨等をしっかり確認し、かなり限定したものにする。
それでも、集客、人集めだけでもと神戸ランチ学会の場での告知を期待されることは多い。しかし告知だけですら結果的にトラブルにつながった例もある。それゆえに、イベント開催の案内、告知宣伝の類の投稿について、難しい面があるということをメンバーの方には理解して欲しい。

実はクーポン本騒動についても、似たようなところがある。「行動を共有して欲しいという思い」がある以上、同じ危険性がある。神戸ランチ学会は、まだまだネット空間を通じてのバーチャルなコミュニティの場であり、投稿を通じてつながること、出会うことへの期待をし、それが膨らみすぎると、非公開という特殊なグループの場は、危険な出会い系サイトへと変貌していく可能性がある。

神戸ランチ学会としては、「出会い系サイトではない」ということを最初から明確に打ち出している。グループへの参加承認の段階でも、かなり注意をして運営してきている。しかし、投稿については、少し自主性に任せすぎたところもあった。そこで、これからは、マズイと判断したときには、「ちょっと慎重になって!」という警告をするようにしていく。千人を超える規模となっている以上、このファシリテートがとても大事になってきていると感じる。

食のイベントは、「食と地域」をテーマに掲げる神戸ランチ学会としては、大きな研究課題だと考えている。クーポン本を含め、グルメ情報誌やグルメサイトも同じくである。

10月からは、少し固いテーマになる時が増えるが、いろいろな「食」と「地域」を考えるための話題提供も行っていくことにしたい。賛成・反対だけでなく、いろいろ多様な意見が集まり、また新たな気づき、発見、提案、行動が生まれるなら、それはとても意義のあるSNSの活用例になる。神戸ランチ学会のフェイスブックの場で、そんな試みをはじめていきたい。

(文責 管理者

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